北京オリンピック100mリレーの銀メダリストである朝原宣治さんが、ベジタブルテックのビジョンに共感し、目指す未来への活動に協力しています。
その背景には、朝原さん自身の「社会に貢献したい」という想い、そして「社会に貢献しようと努力している起業家を応援したい」という想いがあります。
今回、朝原さんにアスリート時代から現在、食生活の変化や食事に対する想い、そしてベジタブルテックの活動に期待することについてお伺いしました。
僕自身元々真剣にスポーツをしてきました。競技を行う上でトレーニングは非常に大切ですが、食事と休養、リカバリーもものすごく大事です。
僕は健康の尖ったかたちが、アスリートだと認識しています。健康でないといけないし、健康なだけではいけないのがアスリートです。
競技を辞めてから改めて、アスリートが体を作ったり、頑張る気持ちを保ったり、必要な栄養を食べたりすることは、人間本来の活動だと強く興味を持っています。陸上競技を普及させるだけではなく、社会全般にとって良いことは広げていきたいですし、模範となるような生活をしたいと、選手を終えてからずっと思っていました。
栄養士の岩崎先生と農業体験をしたり、農業を広げるためにアスリートが関われるような支援制度を試みたり、様々な取り組みを行う中でベジタブルテックさん(当時Omoi Foods)と出会いました。
学生時代は学食だったり、定食屋だったり…体育会系の学生がよく利用しているオリンピアンという学生食堂があって、よく利用していました。学生ですから栄養のことはあまり考えず、体育会系の方たちが満足するような、いわゆるガッツリ系の食事で量を重視していましたね。
栄養を意識するようになったのは、陸上競技の代表クラスになったときです。栄養士の先生に毎日の食事内容を提出したところ、アスリートに必要な栄養素が不足していると指摘されました。当時、ドイツ留学を間近に控えていたので、このままではドイツで練習していくのにも困るだろうと考えて、栄養について勉強し、少しずつ自炊するようになりました。
そして単独で渡独しました。
留学先は日本人にも比較的メジャーな都市ではなく、シュトゥットガルトというドイツの中でも日本人コミュニティが少ない所でした。スーパーに行っても日本の食材は手に入らず、ドイツで買える食材を利用して自炊しました。
炭水化物はパンやパスタが中心で、たまにデザート用の日本米に近い丸い品種の米を炊いて食べることもありました。下宿先では新鮮な野菜があまり多くないようで、僕が行っていたスーパーは種類も少なかったですね。魚の鮮度が良くなかったという印象があります。牛肉もあまり美味しくなくて、肉といえば豚と鶏でしたね。
記憶にあるのは、にんじん、トマト、パプリカです。調理するのが簡単で、栄養がすぐ摂れる野菜なので、よく購入していました。
自炊を始めたばかりでしたから、野菜はサラダにしたり焼いてみたりするくらいで、手間がかかる野菜ジュースにチャレンジすることはありませんでした。ドイツにいた当時はネット環境が整備されていなかったので、今ならスマホで簡単に調べられるレシピも全然手に入らず、我流でしたね。ドレッシングも作れなくて、オリーブオイルとビネガーで味をつけるだけです。料理のバラエティが本当に少なかったです(笑)
歳を取るにつれて、野菜の量が増えていますね。鍋にすると便利で、沢山食べられます。野菜を摂ると胃も内臓も元気になる感じがあって、コンディショニングに良いという実感もあります。若い頃よりも体感しやすくなったと思います。
昔は脂っこいものを食べても大丈夫でしたが、野菜を増やさないと体の重さや回復の遅れを感じるようになりました。
「かける粉野菜」や「飲む粉野菜」を持参して緑黄色野菜をしっかり食べれることができれば安心だっただろうし、トレーニングにもさらに集中できたかもしれませんね。
アスリートだけでなく会社員なども健康管理に不安や時間を費やさないための選択肢として「粉野菜」は良いのではないでしょうか。
ランチは、会社の地下2階の食堂を利用していています。もちろん、外へ食べに行くこともあります。ただ、どうしても炭水化物中心になりますし、炭水化物しかないこともあります(笑)そういう時は売店で豆乳やトマトジュースを買って補ったりしていますね。
会社員のなかには健康管理に気を配らない方も結構いらっしゃると思います。食事はとにかく腹を満たすことを重視している方もいるでしょうし、ヘルシー志向で何かしらのこだわりをお持ちの方も見かけます。
何がヘルシーかという議論はあるとは思いますが、美味しさや食べごたえ、満足感のような感覚と、健康的な食事の両立は特に時間がないビジネスマンには難しいのかもしれません。
食前に野菜を食べたり、野菜をしっかり食べたと感じると、ヘルシーな行動をしたという気持ちになると思います。そして、実際に食後や翌日に身体が軽く感じたり、すっきりした感覚があると思います。
野菜を粉にするという技術と信頼できる栄養学によって、緑黄色野菜を食生活に簡単に取り入れることができるようになるということがベジタブルテックの野菜商品の素晴らしいところと思っています。
僕は自分の体で常に人体実験をしているようなもので(笑)
自分の体調をキープするために少し水分を摂ったほうが良いとか、今は食べない方が良いとか、感覚的に調整していました。そういった自己管理の甲斐もあって、体重もほぼ一定、気持ちもほぼ一定に保てていましたね。
人によってバロメータは違いますし、僕も何をバロメータにしていたかというのは明確ではありません。でも、何か気持ち悪い、何か体が重い、何かこういうものを食べた方が良いのではないか、というような感覚がありました。
最初はそこまでストイックになっていませんでした。一度経験しているので、もう一度やれるだろうと少し甘く考えていましたね。
そのせいもあって、初年度は3回も肉離れを起こしました。競技を離れた10年のギャップを埋めることは難しいと実感しました。それで調整を始めました。
選手時代は毎日練習して、しっかりリカバリーする時間もあって、食事も自由にしていましたが、今は仕事の合間にトレーニングをしないといけません。体を動かすイベントにも出ていますし、移動も多いので回復する時間が取れません。その合間に必要な栄養をどう摂るか、どこでどう休むのかを考えているので、選手時代と比較すると非常に複雑になりました。
肉体だけの勝負ではなく、時間や気持ちのマネジメントの重要性が増しましたね。
今は目標があって、こんな食事をしていたらせっかくトレーニングしても効果が出せない、リカバリーが出来ないだろうと考えていますから、傾向としては健康的な生活になったかなと思います。
野菜は好きですし、時間があるときにはしっかり食べます。会食でも前菜にサラダや野菜料理を選ぶようにしています。それだけなく、野菜の種類や自分に必要な野菜をベジタブルテックの粉野菜で補うことができるので安心できています。
野菜をそのままパウダーにした“粉野菜”という野菜加工品は、一般的に流通しているサプリメントでは野菜が本来持っている栄養やその力を出しきれていない現実や、野菜の賞味期限(日持ち)の問題などを解消でき、農家さんも助かるのではないかと思っています。
野菜の栄養素をそのまま運べて、しかも日持ちするという商品は、アスリートが大切にしている食事や休養という要素とのマッチ感が非常に高いと感じています。トレーニングをしている方にもぜひ広めていきたいと考えています。
ベジタブルテックを創業した岩崎先生と宇土さんは、アスリートのようなストイックな突き進み方で親近感を感じます。世の中のために役立つ、本当に良いものを薦めよう、人間が本来持っている自然な力を高めようという本質を追い求める気持ちは、私も同じです。
起業家はアスリートと同じとも思っています。努力とチャレンジを繰り返して、走り続ける姿勢と結果には、多くの人が感動してくれます。そして恩返しのようにまた走り続けています。
想いを共にしながら、社会に良い影響を与えていきたいと思っています。
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