こだわりの野菜

原材料となる野菜は以下の条件をすべてクリアしたものだけを使用します。

  • 条件1:旬の緑黄色野菜(定植から収穫まで農薬不使用)
  • 条件2:完熟まで育てた野菜
  • 条件3:276項目の検査クリア(残留農薬、一般細菌・大腸菌群、残留放射能等)

これら厳しい条件を設定する理由は、粉末化することで「良いものも、悪いものも、そのまま濃縮されてしまう」からです。農薬が野菜についていると、例え使用基準内だとしても、粉末化によって農薬もそのまま濃縮して含まれてしまうためです。農薬だけを除去することができません。人工肥料についても過剰になると硝酸塩の増加を招くこともあり、やはり野菜にとって人工肥料の与えすぎは、野菜自身がそれを代謝できないために体内に有害な状態で残留する場合があります。当然、植物体内に含まれるものをそれだけ除去することは不可能です。近年では、農薬や人工肥料を使用しない農法はすでにいくつも開発されています。通常農薬を使用した土地では数年間、土から農薬や人工肥料を除去する時間が必要ですが、近年の農法には1年以内に無農薬、完全有機栽培が可能な技術が開発されています。これらもテクノロジーとして活用し、就農支援と生産連携を進め、野菜を身近にするため、農家とともに野菜に“こだわり続けて”いきます。

粉末化技術

粉末化技術

「野菜を丸ごと粉末化」
独自の粉末化プロセス「オールフィト濃縮乾燥法」を用いて、栄養素や食物繊維、色素成分、食味成分を保持したまま粉野菜として濃縮。
オールフィト濃縮乾燥法は、野菜に含まれる栄養成分をそのままに乾燥させて非加熱衝突粉砕によって超微小粒子化したパウダー状にした野菜です。
オールフィトとは、”including all phytochemicals of vegetable”の略で、野菜に含まれるすべてのフィトケミカルをそのまま含むという意味です。
自然植物である野菜は収穫後に気温や保存状態、搬送状態、雑菌混入などによって品質が劣化してビタミンやミネラル、フィトケミカルなどの栄養成分量が収穫時よりも少なくなってしまします。オールフィト濃縮乾燥野菜では、収穫時の栄養をそのまま保持した野菜をそのまま食べることが可能です。
野菜が腐る原因には①水分、②雑菌の繁殖、③野菜に含まれる酵素が栄養を分解することが挙げられ、オールフィト濃縮乾燥法では、野菜の栄養を壊さず水分のみを脱水し乾燥させています。水分がなければ雑菌は繁殖できないため、野菜収穫後すぐに洗浄した野菜から水分を除去して雑菌が繁殖できないようにしています。さらに野菜に元々含まれている酵素は水分がなければ完全休眠状態となり、酵素によって栄養成分が分解されてしまうこともありません。

野菜の価値をそのまま

「天然野菜の栄養を身近に」
野菜には多くの栄養成分が含まれており、野菜は健康に良いと誰もが知っています。野菜から摂取できる栄養素には、食物繊維やビタミン、ミネラルだけでなく、植物でのみ生み出される成分である「フィトケミカル」が含まれており、近年注目を集めています。トマトに多く含まれるリコピンやケール・ほうれん草のフラボノイド、紫人参のアントシアニン、赤紫蘇のロズマリン酸などは代表的なフィトケミカルとして知られ、抗酸化作用や免疫力向上など、健康によい様々な影響があると言われており、その他の野菜にも人工成分で作られたサプリメントでは摂ることのできない栄養素が多く存在します。
1つの野菜に複数のフィトケミカルやビタミン、ミネラルが含まれており、色々な種類の野菜を食べることは多種多様な栄養素を身体に取り入れることができるので、健康的な食生活として推奨されています。現在、新たなフィトケミカルが続々と発見されており、天然の栄養素を摂取することの栄養価値に関するエビデンスが蓄積されていくことが期待されています。
ベジタブルテックは、栄養学に基づいた野菜の価値を見出し、野菜をより身近にして、多くの人の健康増進に貢献します。